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今日は「ステンレス」という名前の由来について書いてみます。
ステンレスという合金は100年ぐらい前のイギリスで生まれました。
(主成分のクロムの発見自体は、18世紀のフランスらしいですが。)
つまり、「ステンレス」とは英語が語源です。
そして、現地語表記では、「stainless steel」といいます。
それぞれの意味は
stain=汚れ、さび
less=ない
steel=鉄
つまり直訳しますと「錆び・ない・鉄」となります。
鉄しかない時代に、やはり鉄は錆びてしまうため、汚くなるとかもろくなるとかいろいろ不便があったそうです。
そして錆びない鉄が欲しい、と世界中の人々が考え、長い間、世界の学者たちが研究をしていたらしいです。
そして生まれたのがステンレスだそうです。
でもステンレスも、もらい錆びや環境などにより錆びることもあるので
実際は「錆びにくい鉄」というところが正しいです。
当社の製品の96%以上には、「ステンレス」という素材が使用されています。
でも、ステンレスってそもそも何なんでしょうか?
いきなり漠然と、「ステンレス製です。」と言っても、イメージが湧いてこない方も多いかと思います。
なんとなく知っていると言う方でも、 「台所回りや工業用品でよく使われている”さびないもの”」、
あんまり興味のない方は、 「なんか銀色に光ってる鉄っぽい素材。」
そういう感じのイメージだと思います。
そこで、
まったく興味のない方、なんとなくイメージは持っているという方など、色々な方がおられると思いますが、
ここでは簡単に「ステンレス」について説明させていただきます。
このページを読んで、少しでも、ステンレスに興味をもっていただけるとうれしいです。
「ステンレス」とは
鉄の最大の弱点である「さび」を防止するために100年ほど前に、人間によって作り出された合金鋼(自然界に元からないもの)です。
ステンレスの特徴
1、優れた耐食性 ステンレスの一番の特徴です。耐食性に優れている、すなわち錆びにくいので、台所の水回りなどに非常に有用されています。
2、優れた加工性 延性に富んでいるので、非常に加工しやすくいろいろな形のものを作れるため、様々な分野に使用されています。
3、表面が美しく清潔感を持つ 素材の機能性はもちろん、見た目にも清潔感があるので病院などで使用されることも多いです。
4、頑丈 そもそも鉄を改良して作られたものなので非常に頑強な素材です。
5、リサイクルが可能 ステンレスは100%リサイクル可能な素材なので、非常に地球に優しいです。こういう特性が、見た目のクールさも合わせ、よく未来的なイメージに使われる理由かなと思います。
6、非磁性 非磁性、簡単に言えば磁石にくっつかないので病院などにある精密機器などにも使用されます。
(ただし、ステンレスによっては磁性をもつものもあります。)
ステンレスはこんなところに使われています
ステンレスは、上記のような、錆びにくい、加工しやすいなどの特性を持っているため、キッチンシンクや浴槽、洗濯機のドラムなどにはもちろん、電車のボディーや科学工場用の機械、病院の医療機器、大阪ドームの屋根、また、あまり喜べないことですが戦争用の兵器のパーツなど生まれてから100年経つ現在でも、幅広く使用され続けています。