医療用カスト・ワゴンの製造を手掛ける藤本製作所・カスト製造工程

医療用カスト製造工程 / Manufacturing Process

ほとんどの商品はまずこの工程から始まります。1mx2mの大きなステンレス板をシャーリングという機械によって、必要な大きさに切断します。

四角形の穴や、4mmほどの小さい丸型の穴など必要な形に板を打ち抜いて加工します。(完成図の上面の無数の穴は、これによってあけられたものです。)

パンチングで抜いた穴の裏にできる、反り返り(触ると痛い)を削りとったり、穴を開けたりする機械です。穴を触っても、切ったり怪我をしないようにします。

高速で回転するペーパーやすりを使って、板を切った後に出る反り返りを削り落とします。これで板を触っても怪我をしなくなります。

板の角っこを切り落としたりして、加工しやすい形にする機械です。

型が取り外し自由になっていて、型を変えることによって、板を曲げたり、押しつぶしたりする機械です。これまで、穴を開けたり色々加工してきた板をいよいよ箱の形に近くします。

ステンレス同志を重ね合わせ、熱を送りこんで溶かして溶接します。ばらばらにつくったふたや胴体を一つの箱にしていきます。たまに設置面より火花が飛び散って、当たると熱いです。

最後に真心込めて磨いたり、細かい汚れを落として完成します。